脳の世界の謎は、人類の英知に最後に残された大きな砦です。 この数十年で、脳の中を観測する技術は飛躍的に進歩してきました。 しかし、実験的観測だけではどうにもならない謎が脳にはあります。 この謎を解く鍵となるのは、 物理学や情報学の世界で力を発揮してきた数理的アプローチです。 数理的アプローチによる脳の理解の一端を経験しながら、 脳科学への扉を開いてみましょう。
14:20- 受付 (昼食を済ませてから集合してください)
14:50- 開催の辞
15:00-16:00 基礎講義
16:00-18:00 グループ討論
19:00-20:00 グループ発表
20:00-20:30 発展講義
10:00-11:00 基礎講義
11:00-12:30 グループ討論
12:30-13:30 昼食
13:30-14:30 グループ発表
14:30-15:00 発展講義
15:30-16:30 基礎講義
16:30-18:30 グループ討論
19:30-20:30 グループ発表
20:30-21:00 発展講義
860億ものニューロンが相互に接続する、この極めて複雑な「脳」という対象を、果たして人間の脳で「理解」することができるのだろうか──そんな素朴な疑問を抱いたことはないでしょうか。計算論的計算科学の立役者の一人であるDavid Marr氏は、脳を理解するための3つのレベルという明晰なフレームワークを打ち出しましたが、Marr氏の見解は最終的な答えではないようです。神経科学者たちの議論を追っていると、「脳を理解するとはどういうことか」に関する討論が、今なお活発に交わされている様子が伺えます。
本パートでは、そうした議論のいくつかを紹介しつつ、特に近年の神経科学の大規模データ化やAI技術の進展を踏まえて、「これから脳はどのように理解されていくと期待できるか?」について皆様と議論できればと思います。さらに時間が許せば、近年の「神経科学の哲学」に関する著作(Chirimuuta『The Brain Abstracted』など)を参照し、あらためて「計算」という枠組みで脳を捉える意義とありうる限界についても考えてみたいと思います。話題提供者は神経科学の専門家ではなく、内容も非テクニカルなものになります。気軽に聞いていただき、面白い議論ができれば幸いです。
10:00-11:00 基礎講義
11:00-12:30 グループ討論
12:30-13:30 昼食
13:30-14:30 グループ発表
14:30-15:00 発展講義
15:30-16:30 基礎講義
16:30-18:30 グループ討論
19:30-20:30 グループ発表
20:30-21:00 発展講義
9:00 -10:00 基礎講義
10:00-12:00 グループ討論
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 グループ発表
14:00-14:30 発展講義
16時頃までには解散